噴火警戒レベルの区分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 16:02 UTC 版)
「噴火警戒レベル」の記事における「噴火警戒レベルの区分」の解説
1から5の5段階である。噴火警報・予報と一体となって、常時発表されている。レベル1のときは噴火予報、レベル2からレベル5のときは噴火警報の本文内で変更を周知する。 なお、導入時のレベル1の呼称は「平常」であった。2014年9月27日の御嶽山の噴火の後「安全だという誤解につながる」という声が上がり、2015年5月18日14時より「活火山であることに留意」に変更された。また同時に、レベルの引き上げに至らない火山活動の変化がある場合には、「火山の状況に関する解説情報」を「臨時」と明記して発表することとなった。 種別レベル呼称対応する警報等火山活動の度合い避難行動などの目安特別警報 5 避難噴火警報(居住地域) 居住地域に重大な被害をもたらす火山活動(噴火)が発生した、あるいはその恐れが高く切迫した状態にある。 危険な地域ではすべての住民が避難する。 4 高齢者等避難居住地域に重大な被害をもたらす火山活動(噴火)が発生すると予想され、その恐れが高まっている。 災害時要援護者は避難する。危険な地域ではほかの住民も避難の準備を行う。 警報 3 入山規制噴火警報(火口周辺) 生命に危険を及ぼす火山活動(噴火)が発生し、居住地域の近くにも及んだ、あるいはその恐れがある。 状況に応じて、登山禁止や入山規制などが行われる。災害時要援護者の避難準備が行われる場合もある。 2 火口周辺規制火口内や火口の周辺部で、生命に危険を及ぼす火山活動(噴火)が発生した、あるいはその恐れがある。 火口周辺は立ち入りが規制される。 予報 1 活火山であることに 留意 噴火予報 火山活動はほぼ静穏だが、火山灰を噴出するなど活動状態に変動があり、火口内では生命に危険が及ぶ可能性がある。 火口内では立ち入りの規制をする場合がある。
※この「噴火警戒レベルの区分」の解説は、「噴火警戒レベル」の解説の一部です。
「噴火警戒レベルの区分」を含む「噴火警戒レベル」の記事については、「噴火警戒レベル」の概要を参照ください。
- 噴火警戒レベルの区分のページへのリンク