商用車進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 09:33 UTC 版)
「フォルクスワーゲン・ド・ブラジル」の記事における「商用車進出」の解説
1981年1月にフォルクスワーゲンGmbH がクライスラーのブラジル法人の同社の株式を100%取得したことで、フォルクスワーゲンブランドの中型トラックの生産にも進出し、1981年2月にフォルクスワーゲンとして南アメリカでは最初のトラックを出荷。同年3月に社名を改め、「フォルクスワーゲン・カミニョーネス(Volkswagen Caminhões)」を設立。 1984年7月にフォルクスワーゲン・カミニョーネスの運営がフォルクスワーゲン本社からフォルクスワーゲン・ド・ブラジルに移管され、1999年末まではフォルクスワーゲン・ド・ブラジルが商用車専門の子会社として運営していた。 2000年1月にフォルクスワーゲン・カミニョーネスはフォルクスワーゲングループ(本社)の商用車部門に統合された。以降、同社は本項のフォルクスワーゲン・ド・ブラジルの子会社ではなくなる。同社の社名は「Volkswagen Trucks and Buses Brazil」に改められ、その後もブラジルにおけるフォルクスワーゲンブランドの大型バスや大型トラック、中型トラックなどを製造、販売していた。この間、ブラジルの大手バス製造会社のマルコポーロ社との提携も行っており、フォルクスワーゲン製のシャーシにマルコポーロ社製のボディを合わせたバスも販売している。 その後、2008年12月にブラジルのトラック・バス部門はフォルクスワーゲングループからMAN(MAN SE)に売却され、社名は「MAN Latin America」に改められた。MAN傘下だが、引き続きフォルクスワーゲンブランドでトラックやバスの販売を行っている。MAN傘下となったことで同社はフォルクスワーゲングループからも外れたが、2011年にフォルクスワーゲングループがMAN SEの過半数株式を取得して子会社化したため、MANを介して再びフォルクスワーゲングループになっている。
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