味と材料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 10:23 UTC 版)
北毛や西毛では味噌を使ったつゆが多いが、東毛では醤油が多く、中毛ではどちらも用いられる。東毛は醤油生産が盛んで、おっきりこみを食べる機会が少なかったため、醤油が高価だった時代にも用いることができたという背景がある。古くは味噌が主流だったが、醤油が一般家庭に普及すると、次第に東毛から醤油ベースのものが伝播していった。 具に芋類を加えることがあるが、赤城山や榛名山の山麓部ではサトイモが使われ、吾妻郡や多野郡の山間部ではジャガイモがよく用いられる。しかし、サツマイモやカボチャといった甘いものは一般的ではない。 家庭で石臼を使っていた時代には、小麦粉に挽いた大麦や米の粉を混ぜていた。神流町や嬬恋村では、蕎麦粉で作った麺を混ぜて使うこともあった。しかし、それ以外の点は小麦粉を用いたものと変わりはない。
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