名詞に含めないことがあるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 09:44 UTC 版)
「名詞」の記事における「名詞に含めないことがあるもの」の解説
代名詞 話し手・聞き手・対象の関係により意味するものが変化する名詞。 例: 「私」「それ」など。独立した品詞とするときは、「その」「そう」など(代名詞を独立させないときは連体詞や副詞とされる)を含めることもある。 「私」「あなた」のように人を指し示すものを人称代名詞、「これ」「そこ」のように物事や場所、方向などを指し示すものを指示代名詞と分類する場合もある。 数詞・数名詞・数量詞 物事の順序や個数、数量などを表す名詞。文法上は、単位や助数詞を伴うときはこれも含めて数詞とすることが多い。通常の名詞と異なり、助詞を伴わず連用修飾語になれる。 例: 「1番」「2000年」「3個」「50g」「時速40km」など。 時詞・時名詞 時間を表す名詞。助詞を伴わず連用修飾語になれる。 例: 「今」「春」「さっき」「一昨年」など。 時数詞 助詞を伴わず連用修飾語になれるという共通点で、数詞・時詞などをまとめたもの。 例: (数詞・時詞以外に)「ほとんど」「それぞれ」など 形容詞性名詞・ナ名詞・ナニ名詞 形容動詞を認めず、名詞に助動詞の「だ」などが付いたと考えたもの。普通の名詞と違い、「な」を付けることができるかわりに、一部を除き格助詞などを付けることができない。名詞から独立させるほか、「だ」などを含め形容動詞(または形容詞の一種のナ形容詞)とすることも多い。 例: 「静か」「綺麗」「不思議」など。
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