名前《斗》の読み方
人名用漢字「斗」の主な読み方
と、とう、つ、け、ほし、ます男の子の名前の読み方
と、とう、つ、け、ほし、ます女の子の名前の読み方
と、とう、つ、け、ほし、ます漢字に込められた主な意味・イメージ
「斗」は、「柄杓(ひしゃく)」の象形文字。長い柄の先に、お椀のような容器が付いた形を表しています。「斗」は、柄杓。水や酒をくむ際に用いる道具です。量をはかる目安になっていたため、柄杓でくんだ分量を「斗」という単位で表します。さらに、「たちまち、急に」や「少しの量、少ない、わずかな」、「険しい、とがっている」といった意味もあります。中国で簡化字がつくられた際、「闘(とう)」の代わりとして読みが同じの「斗(とう)」が用いられていました。しかし、本来「闘」と「斗」の漢字の意味や成り立ちは異なるため、「斗」に「闘う」という意味はありません。「斗」を使った言葉として挙げられるのは、「北斗七星」です。星の名前に「斗」が用いられているのは、7つの星の配置が「柄杓」に似ていると考えられたからです。「北」にある「斗(ひしゃく)」の形をした「七」つの「星」を表しています。また、「斗」を使った「泰山北斗」や「斗南一人」という言葉もあります。それぞれ「泰山北斗」は「学問や芸術などの道の第一人者、(泰山や北斗七星のように)仰ぎ見られる尊い存在」、「斗南一人」は「この世で最も優れている人、(天下で並ぶ人がいないほど)優れた実力者」という意味。
「斗」のイメージ:「北斗七星」が持つイメージは、「(宇宙の)果てしない広さ、壮大な、(星のように)無限大の可能性」。「泰山北斗」や「斗南一人」から「尊敬される、優れている」というイメージも想起されます。よって、名前の「斗」には「(宇宙のように)広い心を持った人に成長してほしい」や「無限大の可能性を秘めた人になるよう」といった想いが込められています。また、「自分自身で選んだ道で、才能を発揮してほしい」や「人徳の備わった、周囲から尊敬されるような存在になってほしい」も、名前の「斗」に込められている想いのひとつです。
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