同性愛者への差別発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 14:25 UTC 版)
「マニー・パッキャオ」の記事における「同性愛者への差別発言」の解説
2016年2月16日、上院議員選挙で当選を狙い、選挙運動の一環として地元テレビ局に出演したインタビューで「そんなのは常識だ。動物が同性同士で交尾しているのを見たことがあるか? 雌雄の区別がつくんだから、動物の方が人間よりましだ。男が男と、女が女とやるなんて動物以下だ」と発言した。発言は猛烈な批判を浴び、翌日17日になってパッキャオはインスタグラムへ動画を投稿し「同性愛者の人々を動物と比較したことを申し訳なく思っている。私の発言で傷つけてしまった人々に許しを請いたい」と、腕組みをしてカメラに向かって語り掛け、同性愛者を非難したつもりはなく、保守的なキリスト教の信仰の立場から話をしたと釈明した。しかし同日、差別発言を重く見たスポーツ用品ブランドのナイキはパッキャオとの契約を打ち切ることを発表した。パッキャオは謝罪はしたものの「私の間違いは人と動物を比較したことだけで、話が真実であることは分かっているはず。私は聖書が述べていることを話しているだけだ」として自身の正当性を訴え発言の撤回を拒否し、ナイキの契約解除から数時間後に聖書のレビ記から引用した一文『男がもし、女と寝るように男と寝るなら、二人は忌みきらうべきことをしたのである。彼らは死刑に処されなければならない。その血は彼らの上に帰るのだから。』をインスタグラムへ投稿して物議を醸した。この差別発言の余波で、ロサンゼルスの商業施設「ザ・グローブ」からは出入り禁止を通達されるが、パッキャオは2012年にも同じ一文を引用して物議を醸し、同施設から同じ処遇を受けたことがあった。
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