同性愛表現をめぐる論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 08:28 UTC 版)
「2分の1の魔法」の記事における「同性愛表現をめぐる論争」の解説
本作の同性愛を示唆する1シーンをめぐり、中東各国では相次いで上映禁止になるという事態が起こった。問題となったのは、主人公の母親ローレル・ライトフットの恋人である警察官コルト・ブロンコに変装した兄弟が、同僚の女性警察官コンビと鉢合わせて立ち話をする羽目になるというシーンである。子育てに悩むコルトに同情した女性警察官の片割れスペクターが、「新しく親になるってほんと大変。私も彼女の娘には手を焼いているわ」と励ますのだが、スペクターがレズビアンなのは明白であることから、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアの中東4カ国では本作の上映が禁止となった。また、検閲が厳しいことで知られるロシアでも上映禁止は免れたものの、「彼女」というフレーズが「パートナー」に差し替えられたほか、ロシア語吹き替え版ではスペクターの性別をあえて曖昧にしているという。日本の字幕/吹き替えでもロシア版と同じく「パートナー」という表現が使われており、同性愛者であるとはわからないように修正されている。 なお、本作の主題歌を担当したブランディ・カーライルもレズビアンである。
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