各地における工場萌えへの取組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 08:48 UTC 版)
「工場萌え」の記事における「各地における工場萌えへの取組」の解説
工業地域やコンビナートを抱える地域においては、従来では考えられなかったものが観光資源として着目されるようになり、各地でツアーを開催するなどの取組が行われている。 千葉県商工労働部観光課は、2007年11月、千葉市内の京葉工業地域の工場などを巡る「工場鑑賞モニターツアー」を開催した。 また、阪神工業地帯の一角を占める尼崎市では町おこしに工場鑑賞を利用しており、尼崎公害訴訟の和解金で設立された市民グループ「尼崎南部再生研究室(あまけん)」によって2004年より年1回運河クルージングが開催されている。 北九州工業地帯を抱える北九州市においても、2010年11月より夜景観賞バスツアーを開始。ツアーガイドが各工場の歴史や機能を説明する。 近畿大学理工学部社会環境工学科の岡田昌彰准教授は「公害が顕在化した1970年代に、工業地帯の緑地化が進み、工場は市民から目隠しされてきた。市民にとって疎遠になった工場が、ユニークで迫力がある景観としてブログなどで紹介されるようになったことが大きい」と分析している。
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