史上初の自動車レース (1894年・1895年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 14:45 UTC 版)
「モータースポーツにおけるメルセデス・ベンツ」の記事における「史上初の自動車レース (1894年・1895年)」の解説
ドイツでガソリン自動車が発明されると、フランスでそれを使った競走を行う機運が起こり、自動車を使った最初のイベントが、1894年にパリ~ルーアン間で行われた(パリ・ルーアン(英語版))。 このイベントは速さを競う「レース」というより走行会に近いものであったが、ダイムラーからライセンスを受けて製造されたガソリンエンジンを搭載したプジョーの車両と、同じくパナール・エ・ルヴァソールの車両が優勝を分け合った。ダイムラーとは異なりガソリンエンジンと車体を不可分のものと考えていたベンツからは、エミール・ロジェが「ヴィザヴィ」(Vis-à-Vis。ヴィクトリアの派生車)でこのレースに参加し、126㎞のコースを10時間1分で走り切り、14位完走という記録を残した。 翌1895年に世界初の本格的な自動車レースとされるパリ・ボルドーレース(英語版)が開催されると、やはりダイムラーからライセンスされたエンジンを搭載したプジョーとパナール・エ・ルヴァソールが優勝を含む上位を独占した。その後も19世紀末の間にフランスを中心に自動車レースが開催されるようになり、この時点でガソリンエンジンとして高い完成度を持ったダイムラー製エンジンは広く用いられた。
※この「史上初の自動車レース (1894年・1895年)」の解説は、「モータースポーツにおけるメルセデス・ベンツ」の解説の一部です。
「史上初の自動車レース (1894年・1895年)」を含む「モータースポーツにおけるメルセデス・ベンツ」の記事については、「モータースポーツにおけるメルセデス・ベンツ」の概要を参照ください。
- 史上初の自動車レースのページへのリンク