台湾 SRサンツアー
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エスアール・サンツアーは台湾で"SRサンツアー"となった。SRは"Sakae Ringyo"の頭文字である。SRサンツアー社史では、「1987年、栄輪業の出資によってSRサンツアーを東京に設立し、翌年1988年に台湾の彰化県福興郷福興工業区に工場を建設、自転車用アルミコンポーネントを生産開始、1991年にはベルギー工場を建設し、1992年には台湾でマエダ工業とディレイラーを生産開始」としている。 1994年末にモリ工業が自転車事業撤退を決定したため、旧栄輪業社長でエスアール・サンツアー社長だった小林大裕が1995年7月にモリ工業からサンツアーの商標権と台湾工場を買収した。しかし以前のサンツアー製品の特許権などは取得していない。モリ工業は自転車事業から撤退し、日本国内の自転車部品生産設備は廃棄処分とされた。小林大裕がSRサンツアーブランド商品の生産販売を行う「榮輪科技股份有限公司(Taiwan Sakae Ringyo Co., Ltd.)」の社長となり事業を仕切った。2000年には日本オフィスを設置した。 SRサンツアーブランドの日本への輸入は、以前はサスペンションフロントフォーク、クランク(Superbe Compなど)、変速機が完成車に装着された程度であったが、旧GTバイシクルズの日本支店として設立されてGT買収後に独立したライトウェイ・プロダクツ・ジャパンが取扱を開始し、クランク、ピラー、フォーク、ブレーキ、ブレーキパーツ、ペダルなどがパーツ販売されるようになってきた。 2001年より中国・広東省深圳市宝安区公明に生産拠点「榮輪科技(深圳)股份有限公司」設立。 現在の中国語社名は「榮輪科技股份有限公司」、英文社名は「SR SUNTOUR INC.」、2008年現在、董事長は小林大裕、総経理は中村不二男、田中直治昆山工場総経理と言う体制である。本社所在地は彰化県福興郷福興工業区興業路7号。
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