台湾鉄路管理局SA4101
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 09:38 UTC 版)
「皇室用客車」の記事における「台湾鉄路管理局SA4101」の解説
1912年に台湾総督府鉄道トク2として製造された木造ボギー車である。元々皇太子嘉仁親王の台湾視察に供するため製作されたものだが、明治天皇の崩御により、10年後の皇太子裕仁親王の台湾視察の際に、ようやくお召し列車として運用された。皇太子専用車両であり、朝鮮皇太子李垠も乗車したことがある。戦後は内装の一部改装が行われ、蔣介石専用の「花車」SA4101となり、蔣介石の福隆への行楽などに何度か使用された。1968年、新しい空調付き特別車が完成したことにより、この車両は予備車となるが、今までも特殊車両として大切に保管されている。
※この「台湾鉄路管理局SA4101」の解説は、「皇室用客車」の解説の一部です。
「台湾鉄路管理局SA4101」を含む「皇室用客車」の記事については、「皇室用客車」の概要を参照ください。
- 台湾鉄路管理局SA4101のページへのリンク