可変後退翼とは? わかりやすく解説

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【可変後退翼】(かへんこうたいよく)

VG翼Variable geometry wing(バリアブルジオメトリーウイング)。
低速では直線翼高速では後退翼へと、速度に応じて角度が変わる翼。
多く機種では、もっとも後退させた際に水平尾翼合わせてデルタ翼に近い特性を持つ。
主として高速攻撃機爆撃機などを低速でも離着陸できるようにするため採用されるが、あらゆる速度帯で空力的に有利であり、戦闘機格闘戦にも効力発揮する
基本的に手動操作されるが、一部機種飛行状態に応じて自動的に後退角変化させる機能持っている
一時期流行したものの、構造複雑になる重量がかさむ、維持費が高い、整備難しいなどの問題点があり、徐々に衰退した
http://www.masdf.com/altimeter/riat/3rdday/s/IMG_2153.jpg

Photo:MASDF
 http://www.masdf.com/altimeter/riat/2ndday/s/IMG_8636.jpg
Photo:MASDF

(トーネードIDS 左が高速時、右は低速時)

採用され機種は、F-111、F-14、B-1トーネードMiG-23MiG-27Su-17Su-24Tu-22MTu-160等。



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