口腔微生物と全身疾患の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 10:27 UTC 版)
「口腔細菌学」の記事における「口腔微生物と全身疾患の関係」の解説
近年の研究では、口腔微生物と全身疾患の関連性の研究が盛んに行われており、数多くの研究報告がなされている。ただ完全に関連性が解明されている分野でもないため、今後の研究の成果が待たれる。また、歯学部生の中にも元々医学志望(口腔領域以外)であったり、う蝕などの硬組織疾患以外の歯科専門領域に進みたい学生にとっては興味関心の高い分野であり、口腔細菌学の中で特に学びたい領域とされている。 下記に関連性のある疾患を挙げる。 細菌性肺炎・誤嚥性肺炎そもそも肺炎とは肺で起こる炎症の総称を指し、主として微生物により起因する。細菌性肺炎は、歯周病の原因と考えられている嫌気性菌が関与している。 細菌性心内膜炎 糖尿病 ベーチェット病 関節リウマチ 糸球体腎炎 IgA腎症 皮膚炎 掌蹠膿疱症・掌蹠膿疱症性骨関節炎 骨粗鬆症 肥満 妊娠・出産障害 潰瘍性大腸炎 循環障害 脳出血 動脈硬化 冠動脈疾患 バージャー病
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