叛乱の鎮圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 05:59 UTC 版)
「ゲオルギー・ポベドノーセツ (戦艦)」の記事における「叛乱の鎮圧」の解説
ポチョムキンのもとに留まった装甲艦ゲオルギー・ポベドノーセツでは、乗員がポチョムキンの乗員と話し合った結果、自艦の士官たちを逮捕し、蜂起に合流した。しかし、すぐにゲオルギー・ポベドノーセツの水兵たちのあいだには仲間割れが生じた。叛乱へ安易に同調したことを後悔した者たちが艦長や士官らを艦へ復帰することを許し、翌日には叛乱の首謀者68 名を引き渡した。ゲオルギーはポチョムキンのもとを離れ、政府側に引き渡されることとなった。ポチョムキンの蜂起には、次第に敗北の影が忍び寄ってきていた。 6月22日午前8時、クリーゲルは3 隻の装甲艦と6 隻の水雷艇からなる艦隊を率いてオデッサに到着し、叛乱の鎮圧された装甲艦ゲオルギー・ポベドノーセツを接収した。艦隊は、15時にはセヴァストーポリへ向けて帰路に就いた。 6月23日14時、ゲオルギー・ポベドノーセツはほかの装甲艦3 隻と巡洋艦パーミャチ・メルクーリヤ、水雷巡洋艦カザールスキイ、水雷艇駆逐艦ザヴィードヌイ、スヴィレープイ、スメトリーヴイ、ストローギイ、第270号水雷艇とともにセヴァストーポリを出てポチョムキンの出現したフェオドーシヤに向かった。しかし、叛乱艦はすでにルーマニア・コンスタンツァへ去っていた。
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