取り組み・教育における特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 15:53 UTC 版)
「教養学部」の記事における「取り組み・教育における特徴」の解説
学問の広さと深さの両方を追究できるように、主に以下の様な特徴を持つ場合が多い。 ・いろいろな分野を学びながら、自身の専攻を徐々に絞っていく。 ・自身の専攻を決定した後も、「教養/専門」が密接につながっており、双方の学習を並行して進める。 ・履修科目に「教養/専門」という線引きもなく、学生の選択の自由度が高い。 ・1つの「主専攻」のほかにもうひとつの「副専攻」を選択して、双方を並行して学んでいく。 ・科目が相互に関連の深い学問領域を結びつける形で体系化されている。 課程において必ずしも学際的な分野を専攻するわけではないが、その場合でも上記の様な「学際的アプローチ」を行う点が特徴である。 学際分野における強み 前述のように、諸学問分野を横断した「高度な学際性」により、特定のテーマや事象に対し、複数の学問領域から考察する「学際分野」の教育・研究においても強みを持つ。たとえば、地球規模の問題について考察する「グローバル・ガバナンス」においては、政治・経済・宗教・言語などのみならず気候変動や科学技術なども重要なファクターとなる。 ・国際基督教大学教養学部 「学際メジャー」として、「アメリカ研究」「日本研究」「アジア研究」「グローバル研究」「平和研究」「開発研究」「環境研究」「ジェンダー・セクシュアリティ研究」が設置されている。 ・東京大学教養学部 「地域研究」「国際関係論」「表象文化論」など学際的アプローチを用いる専攻を設置している。 「学際的アプローチ」を行う類似した学部 このように「特定学問を掘り下げる」のではなく「特定の事象やテーマについて複数の学問領域から考察する」学部は、政策科学部・総合政策学部・環境情報学部・環境科学部・人間科学部・国際関係学部・外国語学部・ゼロ免課程・観光学部などがある。
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