反応心と分析心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 02:42 UTC 版)
「ダイアネティックス」の記事における「反応心と分析心」の解説
ダイアネティックスでは、人間の心を「反応心」と「分析心」というふたつの機能に分類して説明している。「反応心」とは置かれた環境からの刺激によって不合理な「判定」を引き起こす心の働きであり、本人の意思に関わらず「刺激-反応」による自動性によって機能するという。また、反応心は「有害なエネルギー」を含んでおり、それが繰り返されるストレスの発生源となっているという。一方「分析心」とは人々を生存に導く理性、及び合理性に基づいて考え判断する「心」の機能を指している。「分析心」は、日々様々な状況で「反応心」との不整合を起こしており、このことが、本来の人間の持つ生存性を奪っている要因であると説明する。ダイアネティックスは、この反応心に記録され不合理な判断や否定的な感情、或いは心因性の病気の源となってしまっている過去の経験をオーディターと呼ばれるカウンセラーと共に、オーディティングと呼ばれる方法によって軽減し、また消去するカウンセリングである。これは、決して催眠術などではなく、逆に無意識にコントロールされていた「反応心」の作用から目覚め、意識を回復させる為の方法とも言える。 また、反応心を軽減・消去するにつれ、人はより安定し、理性的で、活動的となり、より能力を発揮できるようになるという。
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