原水の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 03:39 UTC 版)
地下水: 清澄な水であれば、清酒などの原料として上水として用いられることも有るが、不純物が混じっていれば適さない場合に中水に回されるケースもある。 雨水: 質がよく処理が簡単であるが、雨粒の核には微量の土粒などが含まれており、または屋根の樋などに付着する土埃などが混ざることもあり、水以外の堆積物が底部に蓄積することもある。主に野球場など大型施設で雨水を蓄積し、水洗便所用に利用されることが多い。 井戸水: 古くから生活用水として使われていた。現在は災害用などに供される場合もあるが、大抵は中水として利用されることが多い。 雑排水: 屎尿・厨房排水が含まれていないため、塩の濃縮がなく処理水の質をよくすることが出来る。 工業廃水 : 工業と言う業態の性質ゆえ、重金属などの不純物を除去したうえで放流ないし、再利用されることもある。 厨房排水: 残滓や廃油など、汚染物質を多く含み直接下水道に流せないことも多く、阻集器などの厨房排水除害施設が設けられる。その処理水を利用する。 屎尿排水: あるいは汚水とも呼ばれる。便所や汚物処理室などから排出されるもので、屎尿やトイレットペーパーの繊維などが含まれ、感染症の防止などに浄化槽を含め、特別の配慮が必要である。 医療排水: 病院・歯科などで、手術・処置の際に排出されるもの。血液や痰などの吐瀉物が含まれているため、感染症防止のための処理をしたうえで利用することもある。
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