危機に瀕する種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 05:38 UTC 版)
危機に瀕する種とは、個体数の減少、もしくは環境や捕食関係の変化による生存への脅威によって、絶滅の危険性が高まっている種のことである。国際自然保護連合(IUCN)は、2016年の調査で、地球上に存在する82,954種のうち23,928種(29%)が、絶滅が危惧される種であるとしている。 また、分類学上の種ではないが、似たような意味で「危機」という語を用いる例として、危機に瀕する言語(危機言語)というものがある。これは、話者数の著しい減少によって、消滅が危惧される言語を指している。国際連合教育科学文化機関(UNESCO)によると、2012年時点で世界には約6,000の言語が存在しているが、そのうちの約半数は消滅の危険にさらされている。
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