南部に対する軍事占領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 04:45 UTC 版)
「リコンストラクション」の記事における「南部に対する軍事占領」の解説
共和党急進派は軍事再建法を通過させ、合衆国軍を用いて南部諸州を軍事的に占領するにいたった。北部の占領下の南部では黒人に投票権が与えられ、およそ1万から1万5千人の元連合国の役人や高官の白人が公職追放され、投票権を取りあげられた。共和党急進派の政策は、自由黒人(解放奴隷) やスキャラワグ(Scalawag, 南部の再編入を支持した南部白人) 、カーペットバッガー(Carpetbagger, 南北戦争後に南部にやってきた北部人) らが連携し主導権を持つ州で持続し、鉄道や公立学校の建設を通じた南部の産業・社会の再建と近代化を進展した。 しかし彼らは1870年以後、保守的な民主党の派閥で自らをリディーマー(Redeemer, 共和党急進派に対する反動として北部に対抗した保守的な南部人) と呼ぶ反対勢力によって不正行為のかどで告訴された。この時期、南部白人が結成したクー・クラックス・クランが暗躍し、北部人や黒人に対する暴力が後押しされていたが、連邦政府や軍の介入によって圧倒されていた。
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