南京戦史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 06:57 UTC 版)
偕行社が、会員の日本軍人からの聞き取り調査に基づいて編集し、1989年に刊行した『南京戦史』では、日本軍が南京事件で殺害した中国人市民(捕虜や軍服を脱いで市民に紛れた中国兵は含まず)の数を、偕行社が確認できた範囲での証拠に基づく推定として、1万5760人と算出した。 当初、南京事件が「なかった」ことを証明するために、南京攻略戦に参加した軍人に証言や日記などの資料の提出を求めて編纂する予定だったが、予想に反して、市民と捕虜の大量殺害を裏付ける証言記録が数多く寄せられたため、南京事件が事実であることを認めて反省する資料集として編纂された。
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