協定更新に関する交渉の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 14:05 UTC 版)
「日韓漁業協定」の記事における「協定更新に関する交渉の推移」の解説
日本側の漁船は韓国海域での操業がほぼないのと対照的に、韓国漁船は日本の海域で日本漁船の漁獲量の10倍ものタチウオやサバなどを獲っている。これに関して韓国漁業関係者は日本は水産資源管理をしっかりと行っているので海洋資源が豊富であると指摘し、「自分たちが育てた海に韓国の漁船が入ってきて魚を捕っていくのだから、決して気分は良くないだろう」と朝鮮日報に語っている。日本側は現状の協定は損をするだけなので積極的に更新する必要を感じておらず、漁業者が大打撃を受けていて新たな協定妥結が必要不可欠であるはずの韓国政府が「低姿勢になる必要はない」として違法操業禁止と漁獲量制限、航跡記録保存装置の設置を受け入れないため、2015年以来は協定更新に関する協議は進捗していない。日本は韓国側の漁業協定違反や乱獲などを根拠に、韓国との現状の漁業協定は得にはならないと考えているため、韓国漁船への漁獲割当量を1999年の14万9218トンから2015年には6万8204トンに減少させた、2014年に韓国はタチウオのはえ縄漁船の操業条件緩和とタチウオ漁獲割当量2150トンから5000トンへの拡大を日本側に要求したが、韓国漁船による違法操業と乱獲を根拠に拒否して、逆に割当縮小を主張し交渉は決裂した。
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