十一面観音菩薩立像(本尊)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:42 UTC 版)
「上山寺」の記事における「十一面観音菩薩立像(本尊)」の解説
平安時代後期の作とされる高さ68センチメートルの木造仏。内刳りされていない一木造で、造形は左手に水瓶、右手は垂下した形状の立像である。精緻な作品とはいえず、頭部の小面や裳裾の折り返しや天衣などに細かな彫刻がみられない単調な作りである。一部に後補の痕跡があるが、平安時代後期の制作とみられ、上山寺の古い歴史を物語る史料として重視される。京丹後市丹後古代の里資料館に寄託されている。
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