北京オリンピックシーズンまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 07:24 UTC 版)
「渡部暁斗」の記事における「北京オリンピックシーズンまで」の解説
2018-19シーズンは、開幕戦の団体戦で5年ぶりの表彰台入りとなる2位となる。個人では開幕戦・第2戦は振るわなかったが、第3戦リレハンメルでのマススタート方式の大会で4位になると、それ以降出場したすべての大会で9位以内に入り、年明け後のオテパー大会でシーズン初の表彰台入りとなる2位。優勝こそならなかったが、2位3回、3位2回で総合2位となった。世界選手権では、個人ラージヒルでは6位、団体スプリントでは4位、個人ノーマルヒルでは銅メダルを獲得。団体ノーマルヒルではジャンプで1位オーストリアと1秒差の2位だったが、4位となった。 2019-20シーズンは、例年になく不調で2019年内のW杯では開幕2戦目で10位に入ったのが最高だった。後半に入り調子を上げ、1月31日のゼーフェルト大会から3大会連続で一ケタ順位を記録。3月1日のラハティ大会でシーズン初優勝 (通算18勝目) を達成したがこれがシーズン唯一の表彰台だった。シーズン総合順位は9位。 2020-21シーズンは、ルカでの開幕戦6位、2戦目3位でシーズン初表彰台。1月23日に山本涼太とペアを組んだラハティ大会団体スプリントで3位となり、この種目でW杯日本勢初表彰台となった。翌1月24日のラハティ大会個人戦では前半ジャンプの2位から後半距離で1位となりシーズン初優勝を達成。通算勝利数は19勝となり、日本勢最多の荻原健司に並んだ。世界選手権では、個人ノーマルヒルでは5位、団体ノーマルヒルでは3大会連続の4位、個人ラージヒルでは日本人の個人種目としては初の3大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得。山本涼太と組んだ団体スプリントではジャンプでトップに立つも、ラストスパートでドイツに敗れ4位となった。ワールドカップでは先述のラハティでの優勝1回に加え、準優勝4回、3位2回を挙げ、総合3位で終えた。 2022年北京オリンピックでは、開会式で郷亜里砂と共に日本選手団の旗手を努めた。個人ノーマルヒルでは7位で同種目の3大会連続のメダル獲得は逃したものの、続いて行われた個人ラージヒルと、永井秀昭、渡部暁斗、山本涼太とともに出場した団体の両種目で銅メダルを獲得した。
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