北京オリンピック男子マラソン金メダル
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「サムエル・ワンジル」の記事における「北京オリンピック男子マラソン金メダル」の解説
2008年8月24日に行われた北京オリンピック男子マラソンでは、レースシューズをケニアに忘れてしまったため、急遽練習シューズを履いて臨んだにも関わらず、2時間6分32秒という五輪新記録で優勝を果たした。ケニア勢初のマラソン金メダリストとなり、また、21歳9ヶ月での金メダル獲得は男子マラソンでは1932年ロサンゼルスオリンピックでのファン=カルロス・サバラ(20歳10ヶ月)に次ぐ史上2番目の若さである。閉会式で、IOCのジャック・ロゲ会長から金メダルを受け取った。閉会式実況の内山俊哉アナウンサーは「都大路が生み出したオリンピックの金メダリスト」と評した。 レース終了後、日本のプレスインタビューに流暢な日本語で応じ、日本への感謝の気持ちを述べた。また、その際「日本で学んだことは?」という質問に「ガマン、ガマン」とこたえている。オリンピック閉会後は一旦ケニアに戻り、ムワイ・キバキ大統領と会談。9月に日本に戻り、11月11日に明治製菓と1年間のスポンサー契約を結んだ(2009年11月30日で契約終了)。所属名は同社のブランド「ザバス」であった。 マラソン戦績年大会開催国成績タイム2007 福岡国際マラソン 日本 優勝 2:06:39 2008 ロンドンマラソン イギリス 2位 2:05:24 北京オリンピック 中国 優勝 2:06:32 2009 ロンドンマラソン イギリス 優勝 2:05:10 シカゴマラソン アメリカ合衆国 優勝 2:05:41 2010 ロンドンマラソン イギリス DNF (途中棄権) シカゴマラソン アメリカ合衆国 優勝 2:06:24
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