動物愛護団体からの抗議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 06:24 UTC 版)
「犬神の悪霊」の記事における「動物愛護団体からの抗議」の解説
劇中、地中に埋めた犬の首を切断するシーンは、江戸時代の書物『土佐国淵岳誌』に記されているとされ、犬の生への執念を自分に乗り移らせて祈願を成就するというもので、東映は製作発表の席で本当の犬の首を刀で斬り落としたと説明した。これを知った日本動物愛護協会が1977年3月8日、東映に抗議し、さらに3月10日、日本動物愛護協会、日本犬猫の会、動物フレンドクラブなどの動物愛護団体が東映東京撮影所に押しかけ、「そんな残酷なことは絶対に許さない」と要望書を手渡し、イザという時はデモを決行すると猛抗議した。これは抗議を予想して映画の宣伝効果を狙った岡田社長が流したものだったが、この影響で封切を一ヶ月延ばしたことで、製作も宣伝も充分な時間が取れ、監督も『女囚さそりシリーズ』で実績のある伊藤俊也であるし、先述のように『オーメン』の予想外のメガヒットもあり、『エクソシスト2』の宣伝も始まるので、その前に乗っかってヒットするのではないかという予想もあった。
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