効果・毒性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/09 10:08 UTC 版)
細菌等に対するMICは、コウジカビで1~3ppm、黄色ブドウ球菌で10ppm、緑膿菌では30ppmである。農業用途では、野菜のべと病や果樹の黒星病などに効果がある。 経口投与した場合のLD50は、マウスで6,000mg/kg以上、ラットで10,000mg/kg以上である。国際がん研究機関では、発癌性について「Group2B(ヒトに対する発癌性が疑われる)」としている(IARC発がん性リスク一覧参照)。 高濃度のものが皮膚と接触すると、刺激性の痒みやかぶれが生じ、この場合は洗浄の上、抗ヒスタミン薬やステロイド軟膏の塗布が有効である。炭化水素系溶剤を含む製剤を誤飲した場合は、吐かせてはならない。加熱・燃焼により分解し、塩化水素や窒素酸化物を含む、有毒かつ腐食性のフュームを生じる。
※この「効果・毒性」の解説は、「クロロタロニル」の解説の一部です。
「効果・毒性」を含む「クロロタロニル」の記事については、「クロロタロニル」の概要を参照ください。
- 効果毒性のページへのリンク