加計隅屋とは? わかりやすく解説

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加計隅屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 08:45 UTC 版)

加計隅屋[1](かけすみや)は、安芸国山県郡加計村、現在の広島県山県郡安芸太田町加計を拠点とした商家・地主。屋号が隅屋[2][3]。当主の通名(名跡)は八右衛門[4]本姓佐々木氏[2][3]名字は明治時代以降現在まで加計を名乗る[2]


出典

  1. ^ 可部屋櫻井家は現在の広島市安佐北区可部、湯ノ廻絲原家は広島県備後地方にルーツがある。
  2. ^ 芸藩通志』編纂にあたり広島藩が各郡村に提出させた資料。
  3. ^ 田部家の日新林業とは別会社。
  4. ^ 加計と井野(室谷の棚田)は直線距離で約35km、9里。
  5. ^ ズク:ケラの比率は、ズクが8割から9割[27]
  6. ^ 当時の山県郡内にいた全馬数の1割が隅屋のものであった[5]
  7. ^ 仁方やすりは安来から鉄を買っておりこのルートとは異なる。
  8. ^ 1794年-1870年[44]、あるいは1789年-1871年[45]、山県郡大暮村(現北広島町)出身[45]。たたらに従事した経験を持つ[45]
  1. ^ a b c d e f 吉水園の歴史”. 吉水園. 2018年12月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 山﨑 2009, p. 2.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 日新林業 2015, p. 6.
  4. ^ a b c d e f g h i j 濵田 2007, p. 1072.
  5. ^ a b c d e f g h i 山﨑 2009, p. 8.
  6. ^ a b c d e f g 宮本常一 (2011年). “山に生きる人々”. Google ブックス. 河出文庫. 2018年12月7日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h 山﨑 2009, p. 9.
  8. ^ 濵田 2007, p. 1071.
  9. ^ a b c d 山﨑 2009, p. 7.
  10. ^ a b c d e 濵田 2007, p. 1078.
  11. ^ 山﨑資料 2009, p. 2.
  12. ^ a b c d e 濵田 2007, p. 1077.
  13. ^ a b c d 大貫朝義「近世鉄山業の研究動向と展望(二) : 武井博明『近世製鉄史論』を中心として」『三田学会雑誌』第66巻第10号、慶應義塾経済学会、1973年、791-805頁、NAID 1200053685452023年3月2日閲覧 
  14. ^ a b c d e f 山﨑 2009, p. 10.
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  57. ^ 「たたら製鉄」と「鉄穴通し」による山地の荒廃と土砂災害” (PDF). 砂防フロンティア整備推進機構 (2018年2月). 2018年12月7日閲覧。
  58. ^ 広島の歴史” (PDF). 広島市. 2018年12月7日閲覧。
  59. ^ 赤木 1984, p. 73.
  60. ^ 地形改変・於保知盆地編 歳月かけた大地の創造物”. 山陰中央新報 (2015年11月2日). 2018年12月7日閲覧。
  61. ^ a b 室谷の棚田” (PDF). 中国建設弘済会. 2018年12月7日閲覧。
  62. ^ 都川の棚田 石垣に鉄穴流し技術応用”. 山陰中央新報 (2015年5月18日). 2018年12月7日閲覧。


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