加計美術館とは? わかりやすく解説

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加計美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/07 03:04 UTC 版)

加計美術館
Kake Museum

施設情報
愛称 加計美、KaKeBi、KKB
専門分野 現代芸術・福祉工芸
事業主体 学校法人 加計学園
学校法人 順正学園
管理運営 加計学園グループ[1]
開館 2002年4月
所在地 710-0046
岡山市倉敷市中央一丁目4-7
倉敷美観地区
位置 北緯34度35分44.6秒 東経133度46分17.2秒 / 北緯34.595722度 東経133.771444度 / 34.595722; 133.771444
プロジェクト:GLAM
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加計美術館(かけびじゅつかん、Kake Museum)は、岡山県倉敷美観地区内にある美術館を兼ねたギャラリー

概説

同地にかつて存在した、ローマ・ギリシャ美術をメイン収蔵品としていた倉敷蜷川美術館(くらしきにながわびじゅつかん。1972年設立、2000年閉館)の跡地に設立された加計学園グループ美術ギャラリー[2]ただし旧蜷川美術館が設置者である蜷川明夫妻のコレクションを主軸としたローマ・ギリシャ美術を取り扱っていたのに対し、加計美術館は加計学園グループ各校出身者を主軸とした現代芸術を取り扱う。[3]

主に倉敷芸術科学大学および吉備国際大学の学生および出身者[4]による、交流・情報発信の場[5]として2002年(平成14年)4月に開館。以降、両大学出身者による作品の展示[6]や、学生・OB・OGによる企画展、地元福祉施設(例として授産所小規模作業所など)の利用者作品の展示[7]を行っている。現在は「倉敷芸術科学大学 加計美術館」という名称が用いられており、芸術文化の発信基地として教育支援、作家支援、福祉支援の3つの柱を軸に活動され、優秀な成績をおさめた学生の作品収蔵や大学院修了展の開催[8]など大学附属の美術館としての機能を果たしている。

4階にグループの創始者である加計勉の人生と業績、また加計が受けた勲章や表彰・学位などをまとめた展示「加計勉 記念コーナー」を設置しており、これを実質上の常設展としている。

沿革

  • 2002年(平成14年)開館
  • 2007年(平成19年)加計勉 記念コーナーを開設

フロア

全5階のフロア構成をとっている。[5] 全館内撮影禁止。

  • 1F:ミュージアムショップ・ショップ会計(美術館入場受付を兼ねる)・展示室(会計の奥)
  • 2F:展示室(企画展用)
  • 3F:展示室(企画展用)
  • 4F:加計勉 記念コーナー(常設展)
  • 5F:展示室(企画展用・OB展示)

入館料

一般 300円。大学生 200円。[5]

  • 高校生以下無料[5]
  • 加計学園グループに属する各校の生徒・学生および教職員は無料[5]
  • ただし特別展など美術館側が別途企画する催事については例外あり。[5]その際には催事のフライヤーやウェブサイトなどの情報を改めて確認する事。[5]

アクセス

倉敷美観地区内にある。

  • 倉敷駅から同地区中心部へ徒歩10分程度。倉敷館(観光案内所)横。[5]
  • 自家用車利用の場合、駐車場なし。同地区周辺の有料駐車場を利用するように案内されている。(提携駐車場も存在しない)[5]

関連項目

注釈

  1. ^ 加計学園・順正学園による共同運営
  2. ^ 日本観光史・倉敷市より
  3. ^ 加計美術館は跡地に居抜きで設立された新設の美術館であり倉敷蜷川美術館の展示・業務を継承していないことに注意。倉敷蜷川美術館の後継美術館は京都府京都ギリシアローマ美術館である。
  4. ^ 時に岡山理科大学付属高校普通科情報デザインコースも含まれる。
  5. ^ a b c d e f g h i j 公式サイトより
  6. ^ 各校学生の卒業制作発表会もこれに含まれる
  7. ^ 順正学園が看護・福祉系の学校・学科を擁しているため。
  8. ^ 倉敷芸術科学大学 加計美術館”. 2023年1月6日閲覧。

外部リンク




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