功罪・批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 07:23 UTC 版)
常識の範疇で「よく食べること」は「よく働くこと」と同じく良いこととされている。食欲旺盛な様子に対する肯定的な表現としては、健啖(けんたん)という言葉がある。 もっとも、これらは常識の範疇にある場合で、常識を逸脱した早食い・大食いは嫌悪・非難の対象となりうる。特に食事のマナーによる所が大きく、食べ方に下品で見苦しい点がある場合は嫌われる要因となりやすい。また、食べ物を粗末にするなという視点も存在し、いわゆる「腹八分目」など満腹を忌避する価値観も存在する。 大食い大会などの催しは食糧を無駄にしているという批判がある。特に貧困が著しく社会問題となっている国の国民からすれば大食いは貴重な食料を無駄に消費しているように映りがちである。 国外では中国の全国人民代表大会常務委員会が2020年12月22日に、食品の浪費を禁じる法案の審議に入った。飲食店が顧客に過剰な注文をさせたり、「大食い」を売りにしたテレビ番組や動画を流したりすることを禁じる内容であり、違反者には罰金を科すことのできる規定も盛り込んだ。
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