力率とは? わかりやすく解説

りき‐りつ【力率】

読み方:りきりつ

交流回路における実効電力皮相電力電圧電流の積)に対する比。交流回路では電圧電流位相差があり、その余弦の値に等しい。実効電力電圧・電流・力率の積となる。


力率

読み方リキリツ
【英】:power factor

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信号変換器

負荷である機器等交流電圧Eを加えたとき、その機器流れ交流電流Iの位相は、一般に電圧Eに対しφだけ進みまたは遅れる。具体的に負荷が純抵抗のときは位相差生ぜずコイル等の誘導性負荷のときはφだけ遅れ、コンデンサ等の容量性負荷のときはφだけ進む。電力Pは電流Iと電圧Eの積にその位相差余弦(cosφ)を掛けたもの「P=E×I×cosφ」となる。このcosφを力率という。


りきりつ 力率 power factor

交流回路電力供給するときの有効電力皮相電力との比。実際電力と、電圧電流とを掛け合わせた電力との比をいう。交流の場合は、実際に働く電力は、電圧電流掛け合わせたものより小さ場合がある。

力率

白熱灯電流は次式(1)によって求められる電流(A)=電力(W)/(1)電圧(V)しかし放電灯場合は次式(2)になる。電流=W/V×(力率) 力率85%以上を高力率と呼ぶ。力率が電力費に影響のない住宅安価な低力率安定器使われているが、高力率用は電力割引がきくことも含めて大口需要家のなかで普及している。

力率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 07:19 UTC 版)

力率(りきりつ、Power factor)は、交流電力の効率に関して定義された値であり、皮相電力に対する有効電力割合である。料金計算などの電力の管理では、パーセントで表される。


  1. ^ 力率改善と経済効果”. 公益社団法人日本電気技術者協会. 2013年10月22日閲覧。
  2. ^ 力率割引・割増しとは何ですか。”. 中部電力ミライズ. 2022年1月28日閲覧。


「力率」の続きの解説一覧

力率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 06:12 UTC 版)

交流」の記事における「力率」の解説

上式でcosθは有効電力皮相電力割ったもの(あるいは抵抗成分インピーダンス全体割ったもの)で力率といい百分率 (%) で表すことも多い。

※この「力率」の解説は、「交流」の解説の一部です。
「力率」を含む「交流」の記事については、「交流」の概要を参照ください。

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