創建以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:30 UTC 版)
伝説上、殷の始祖は契とされている。契は、有娀氏の娘で帝嚳の次妃であった簡狄が玄鳥の卵を食べたために産んだ子とされる。契は帝舜のときに禹の治水を援けた功績が認められ、帝舜により商に封じられ子姓を賜った。有娀(有戎)の「戎」は西方の遊牧民を意味し、有娀(有戎)の娘である簡狄の「狄」は北方の狩猟民を意味する。女神が野外の水浴の場で、天から降りてきた鳥の卵を呑んでに妊娠し、男の子を産むというのは、北アジアの狩猟民や遊牧民に共通の始祖伝説である。 その後、契の子孫は代々夏王朝に仕えた。また、契から天乙(湯)までの14代の間に8回都を移したという。 契(始祖) 昭明 - 契の子 相土 - 昭明の子 昌若 - 相土の子 曹圉 - 昌若の子 冥 - 曹圉の子 亥(高祖、永) - 冥の子 恒(亙) - 亥の弟 上甲微(昏微) - 恒の子 報乙(匚乙) - 上甲微の子 報丙(匚丙) - 報乙の子 報丁(匚丁) - 報丙の子 主壬(示壬) - 報丁の子 主癸(示癸) - 主壬の子 天乙(湯) - 主癸の子
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