削り節をかけた飯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:06 UTC 版)
一般的には飯に削り節や塩昆布をかけて混ぜ込むが、鰹節の上に醤油をかけるかかけないかも文化や各人の嗜好などによって異なる。 一部の寿司屋では、削り節を具にした巻き寿司を「猫巻き」と称して提供している。 江戸時代中期~後期には、幕府の腐敗や鎖国を原因とする食料資源の枯渇により貧富の差が広がるとともに貧民のみならず身分の低い武士でさえもが飢えに瀕し、安価で調理の簡便な「ねこまんま」が流行した。当時カツオの産地として名をはせていた静岡や和歌山、鹿児島産のカツオ節が多く使われた。その後、明治維新後の争乱期から第二次世界大戦末期まで、庶民が飢餓をしのぐ食料の中心的存在となっていた。その後、これが単に貧民の食料に終わらずに、その独特の風味から、富裕層の一部や地方の役人なども好奇心から食べるようになった。
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