制作作品の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 23:18 UTC 版)
自社作品の多くは流行の作品ではなくスタッフが知人や家族から勧められた作品を中心にアニメ化している場合が多かったためにスポンサーとのトラブルに悩まされることも多く、視聴率や関連商品の売上不振ゆえに路線変更や設定改変を求められることも少なくなかった。また、東映動画がほぼ独占状態だった『週刊少年ジャンプ』連載作品は『ど根性ガエル』と『侍ジャイアンツ』と『スペースコブラ』と『CAT'S EYE』を制作したのみで、それ以外は殆ど制作していない。 制作作品は各話の作画監督を置かずに総作画監督が全ての原画を監修するというスタイルの作品が多い。だが大塚康生によると、1人の作画監督が他社に分散して発注している原画を全て監修するというのは物理的に不可能なことで、大塚自身はストーリーが面白いと思った回のみを選りすぐって修正し、それ以外は修正を放棄する場合が多かったという。また、北原健雄も初期は全ての原画を修正することに尽力したものの、外注先が北原の設定通りの作画をしない場合が多くかつそれが改善されなかったために、終盤に入った頃は修正作業を放棄する事も多かったと述べている。 『オバケのQ太郎 (第1作)』以降、自社アニメで使用されるアニメソングの作詞者のクレジットを「東京ムービー企画部」や「TMS制作部」などと表記することがある。
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