判定を巡る騒動とダイレクトリマッチに向けて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 02:48 UTC 版)
「マニー・パッキャオ 対 ティモシー・ブラッドリー第1戦」の記事における「判定を巡る騒動とダイレクトリマッチに向けて」の解説
この判定には不可解で、「ボクシング史上最悪な判定の一つ」と評する声も上がり、多くのボクシング関係者はパッキャオの大差~中差判定勝ちとスコアを付けていた。 主催したボブ・アラムは「ブラッドリーは讃えたいが、ボクシングに関わってこんな恥ずかしい思いをしたのは初めてだ。ジャッジは採点の仕方を知らないとしか言いようがない」「今日の試合は接戦ではない(明白なパッキャオの勝ちだった)」と怒り心頭だった。 HBOのレーダーマンジャッジとESPN.comの記者はともに119-110でパッキャオの勝ちと採点した。 ブラッドリーのマネージャーであるキャメロン・ダンキンですらも116-112でパッキャオ勝利とつけ、リング上で採点が発表される前にブラッドリー本人からも「精一杯やったけど勝てなかった」と告げられたとアラムは報道陣に話した。(しかし、この報道を見たブラッドリーは「絶対にそんなことは言わなかった、自分が勝ったと思ったのに、勝てなかったなんて言うわけ無いだろう」とアラムの話を否定。キャメロン・ダンキンも「このような事は絶対に発言していない、僅差だが115-113でブラッドリーが勝っていた」と激怒してアラムに猛抗議した。 なお、ブラッドリーが勝利した場合、11月10日に再戦を行うことが事前に契約で結ばれていたこともあり、試合後ブラッドリーは試合前の記者会見において再戦をアピールするために「俺が今回の試合で勝つことは間違いないから、もう第2戦に備えてこれを作ったよ」と言って「11月10日 会場: MGMグランド・ガーデン・アリーナ ブラッドリーvsパッキャオ 第2戦」と書かれた宣伝ポスターを独自に作成、さらに独自に作成した第2戦のリングサイド特大チケットを妻にプレゼントするなどのパフォーマンスを行っていた。 2012年6月13日、WBOは9日のWBO世界ウェルター級王座の防衛戦でブラッドリーの2-1の判定勝ちとした判定について精査を行うと明らかにした。WBOの国際ジャッジ5人によるビデオ検証の結果、5人全員がパッキャオ勝利を支持。しかし判定を覆すことはできないとして再戦を促した。
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