初級編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/04 14:40 UTC 版)
立ち位置 中央よりやや後ろ、3分の2ほどの位置に横向きに立つ。単に直立するだけだと丸太が回転しやすいため、足を前後に半歩ほどずらして回転を抑える。バランスを取るためには、軽く腰を落とし、両足の力を抜くことが重要である。静かな水面では膝を曲げずに直立している熟練者であっても、後述する荒瀬越えなどの高度なバランス感覚が要求される場面では腰を落としてサーフィンのような体勢を取る。 棹の持ち方 棹の一端を野球のバントのように両手で持ち、先端の数10センチほどを水面に差し込んでおく姿勢が基本である。背後の水面をかいたり、川底を突いて進んだりすることもあるが、その場合は臨機応変に持ち替えるべきであろう。 棹の使い方 基本的には棹が受ける水の抵抗を使ってバランスを取り、あるいはオールのように扱って方向転換を行う。流れに逆らったり岸から離れるために川底を突くことはあるが、川底を突いてバランスを保つようなことはあまり行われない。水の抵抗だけでは立ち直れないほど姿勢を崩した場合は、棹で水面を勢いよく叩いてバランスを維持する。パシャンと水面を叩く行為は一本乗りのシンボルとも言える特徴的な姿で、演歌『男の一本乗り(剣大二郎)』でもその光景が歌われているほどである。
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