分散オペレーティングシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 12:49 UTC 版)
分散オペレーティングシステム(ぶんさんオペレーティングシステム、英: distributed operating system、分散OS)とは分散コンピューティングのための(機能を持つ、あるいはそれらの機能が強化されている)オペレーティングシステムである。
機能
ネットワークでつながった複数のコンピュータや、複数のプロセッサを搭載したコンピュータで、計算資源を分配し、計算負荷を分散させ、計算効率を上げる仕組みを提供するのが分散オペレーティングシステムの機能である。
OS自身の機能まで分散するにはマイクロカーネルのほうが都合が良いが、分散OSだからといって必ずしもマイクロカーネルとは限らない。
ファイルシステムやプロセスにネットワーク透過性がある、といったことが分散OSの典型的機能である。セキュリティなどといった理由から、現状の主流は、分散OSとしてカーネルが機能を持つのではなく、一般のOSで、ユーザプロセスないしデバイスドライバでRPCやMPIの機能を実装するという方向性になっている。
分散オペレーティングシステムの例
- Amoeba
- L4マイクロカーネルファミリー
- Mach
- QNX
- Muse
- ToM
- Sprite
- V
固有名詞の分類
オペレーティングシステムの仕組み |
システムコール バッチファイル 分散オペレーティングシステム Aptitude CONFIG.SYS |
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