分割案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/22 15:58 UTC 版)
「タレーランのベルギー分割計画」の記事における「分割案」の解説
議論が膠着に陥ったため、タレーランは南ネーデルラントの分割を提案した。 アントウェルペン市を除くアントウェルペン州、そしてブラバント州のうち元オラニエ家領のディスト(英語版)はオランダ領に残る。リンブルフ州(英語版)のうちマース川西岸地域はマーストリヒトを除きオランダ領に残る。 リエージュ州、リンブルフ州、ナミュール州のうちマース川東岸地域はプロイセン王国に割譲される。また、マーストリヒト、ナミュール、リエージュの3都市、ルクセンブルク大公国もプロイセンに割譲される。 オースト=フランデレン州の一部、ブラバント州のほぼ全域、エノー州、そしてナミュール州のうちマース川東岸地域はフランスに割譲される。 ウェスト=フランデレン州、オースト=フランデレン州の大半(ゼーウス=フランデレン(英語版)を含む。ただしゼーウス=フランデレンは長らくオランダに統治されており、一般的には南ネーデルラントの一部とはみなされない)、そしてアントウェルペン市はイギリス保護領の「アントウェルペン自由国」(Free State of Antwerp)となる。フランドル伯領に近い領土で復活した形となる。
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