出土品の保存と公開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 04:14 UTC 版)
金鈴塚古墳の出土品と石棺はその学術的重要性が評価され、1959年6月27日、重要文化財に指定された。それに先立って1956年には木更津市内に金鈴塚遺物保存館が開館している。1961年から1963年にかけてと1989年から1991年には、出土品の保存修理事業が行われた。 その後、2005年度から膨大な出土遺物の再整理事業が進められており、大刀の再整理の結果、金鈴塚古墳に埋葬されていた大刀は21口程度と考えられ、うち羨道部から1932年の道路工事の際に発見された2口の大刀は、現在所在不明であることがわかった。 金鈴塚古墳の出土品は木更津市所有で、2008年10月1日に開館した「木更津市郷土博物館金のすず」で保存、公開されている。なお、一部出土品は東京国立博物館にも収蔵されている。 重要文化財に指定された出土品の明細は以下のとおりである。なお、1959年に重要文化財に指定された後、1966年に指定名称の変更、2020年に未指定物件の追加指定及び指定名称の変更が行われた。 千葉県金鈴塚古墳出土品 一、金鈴 5点 一、装飾付大刀 19点 一、金属製品 一括 一、玉 一括 一、有機質製品 一括 一、須恵器・土師器 269点 一、箱式石棺(古墳石室内所在) 1点 附 一、金属製品・有機質製品残欠 一括 附 一、須恵器・土師器残欠 一括 ※上記の出土品名称は、2020年の追加指定・名称変更後のものである
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