出土品から推定される暮らし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/03 15:56 UTC 版)
「東山貝塚遺跡」の記事における「出土品から推定される暮らし」の解説
貝塚の貝層から出土した主な貝類は、ハマグリ、シオフキ、アサリ、イソシジミ、ヤマトシジミなどである。海水産の貝とともに海水と淡水が交じり合うような水域で生息する貝が多く出土している。現在の目黒川周辺の低地は、縄文時代には海であり、東山近辺は、その深い入り江の奥に位置していたと考えられる。遺跡からは、クロダイ、アジなどの骨や鱗、いのしし、シカ、アナグマ、イヌ、クジラなどの骨も出土しており、狩猟のほかに漁労も行われていたと考えられる。目黒区内のほかの遺跡では、漁労の跡はあまり検出されておらず、東山遺跡の特色のひとつとなっている。
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