しゅつりょく‐デバイス【出力デバイス】
読み方:しゅつりょくでばいす
出力デバイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 07:13 UTC 版)
当初は、技術的な問題で出力と印刷結果が制限されていた。初期の装置では、出力はペンとインクによるプロッターを使用しており、描けるのは線画に限定されていた。 1960年代初頭、ベル研究所で、Stromberg Carlson SC-4020マイクロフィルムプリンタを使用して、35 mmマイクロフィルムによるデジタルコンピュータアートのアニメーションが制作された。静止画像がブラウン管に描かれ、自動的に撮影された。アニメーションにするため、35 mmフィルムのロールに一連の静止画像が印刷された。その後、SC-4020プリンタに16 mmカメラが追加されたことで、16 mmフィルムに印刷されるようになった。 1970年代には、ドットインパクト方式によるドットマトリックスプリンタが登場し、様々なフォントや任意のグラフィックが印刷できるようになった。初期のアニメーションは、全ての静止フレームを紙の束に順番にプロットし、それを16 mmフィルムに撮影することで作成された。1970年代から1980年代には、ほとんどの映像の出力の生成にはドットマトリックスプリンタが使用されるようになった。 1976年、インクジェットプリンタが発明され、パーソナルコンピュータでの使用が増加した。インクジェットプリンタは、今日、最も安価で最も汎用性の高いデジタルカラー出力の方式である。通常、ラスタイメージ処理(RIP)は、ラスターイメージプロセッサとしてプリンタに組み込まれているか、ソフトウェアパッケージとして提供される。これは、高品質の出力を行うために必要な処理である。
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