出力ストリームの特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 23:00 UTC 版)
「線形帰還シフトレジスタ」の記事における「出力ストリームの特性」の解説
1と0は連続して出現することがある。例えば、出力ストリーム 0110100 は5つの連続から構成されていると見ることができ、その長さは順に 1,2,1,1,2 である。最長LFSRの1周期には 2 n − 1 {\displaystyle 2^{n-1}} 個の連続が出現する(例えば、6ビットのLFSRでは32個の連続がある)。そのうち 1 / 2 {\displaystyle 1/2} は長さが1、 1 / 4 {\displaystyle 1/4} は長さが2ビットで、0の最長の連続は n − 1 {\displaystyle n-1} ビットであり、1の最長の連続は n {\displaystyle n} ビットが1回だけある。これは真の乱数の統計的特性と全く同じである。 LFSRの出力ストリームは決定的である。現在の状態を知っていれば、次の状態を正確に予測できる。これは真に無作為な事象にはない特徴である。 出力ストリームは両方向である。最長LFSRとなるタップシーケンスが2つある場合、両者の状態遷移は逆順序になる。
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