冬のダンスパーティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:32 UTC 版)
「バディ・ホリー」の記事における「冬のダンスパーティー」の解説
最後のツアーとなる「ウィンター・ダンス・パーティー」の直前、レストラン「ブライアー・ハウス」でバディー・ホリー、ディック・ジェイコブス、デッカとコーラルの副社長を兼任するマーティ・ソルキンの三者による今後の音楽的方向性についての話し合いが持たれた。ジェイコブスの回想。「非常に満足する内容でした。ソルキンは『それが優れた音楽である限り変更の必要は無い。』と言いました。バディはこれから始まるツアーを楽しみにしていましたが彼と会ったのはその時が最後となってしまいました…」 バディの自宅にツアー・サポートの面々が集まった。ウェイロン・ジェニングス(Bass)、トミー・オールサップ(Gt)、カール・バンチ(Drs)ら三人。急造バンドではあったがいずれもバディの人脈による腕利きたち。リハーサルを行い1月20日頃シカゴで他のミュージシャンと合流した。ツアーは1月23日ミルウォーキー公演からスタート。2月15日まで中西部24都市を廻る予定。しかし一週間もすると様々な問題がミュージシャンたちを苦しめ始める。休日無しの連日の長距離移動、ツアー・バスの度重なる故障、清潔な衣類の供給もままならない不衛生な環境、そしてギャランティー支払いの遅滞と。氷点下を下回る気温の中、ヒーターの無い車中で火を燃やし暖を取る有り様だった。カール・バンチは凍傷を患いビック・ボッパーはインフルエンザと診断された。
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