再建の仕組みとは? わかりやすく解説

再建の仕組み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 03:05 UTC 版)

財政再建団体」の記事における「再建の仕組み」の解説

まず当該自治体から総務大臣への申請を受ける。総務大臣による「準用財政再建団体指定後は、国の指導監督のもと「財政再建計画」を策定する。これには、地方議会議決総務大臣同意が必要。同計画もとづき予算編成され歳入歳出両面わたって厳しチェックを受ける。 再建過程では、赤字起債借金)で埋め当該負債に対しては国が利子補給を行うなど、国から財政優遇措置を受けることができる。再建計画では、おおむね7年以内歳入と歳出均衡実質的に回復するよう、計画される自治体には倒産後会社整理相当する概念はなく、地方債についても債務不履行想定されていない金融機関等は、財政状況の悪い自治体地方債でも国の後ろ盾があるとの前提立って低金利引き受けている。このため市場原理によるチェック機能働いておらず、会社更生法民事再生法のように貸し手責任を問う破綻法制自治体に対して整備すべきだとの意見もある。しかしながら2007年の「地方財政健全化法」においても「債務免除」の考え盛り込まれず、その是非は検討継続事項となる。

※この「再建の仕組み」の解説は、「財政再建団体」の解説の一部です。
「再建の仕組み」を含む「財政再建団体」の記事については、「財政再建団体」の概要を参照ください。

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