内因性抗原
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内在性抗原は、細胞内の細菌やウイルスが宿主細胞内で複製される事で産生される。宿主細胞は、酵素を用いてウイルス等のタンパク質を消化し、その断片をMHCに結合させてT細胞に表示する。内因性抗原は通常、MHCクラスI分子に表示され、CD8+細胞傷害性T細胞を活性化する。MHCクラスIは、無核細胞(赤血球を含む)を除いて、すべての宿主細胞に発現している。
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内因性抗原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 10:23 UTC 版)
内因性抗原(または内在性抗原、endogenous antigens)は、正常な細胞代謝の結果として、あるいはウイルスや細胞内細菌性感染によって、正常な細胞内で生成される。そして、その断片はMHCクラスI分子との複合体として細胞表面に提示される。活性化した細胞障害性CD8+T細胞がこれを認識すると、T細胞は感染細胞の溶解やアポトーシスを引き起こすさまざまな毒素を分泌する。自己タンパク質を提示しただけで細胞を殺してしまわないように、寛容(ネガティブセレクション)の結果、細胞傷害性細胞(自己反応性T細胞)が除去される。内因性抗原には、異好抗原(異種抗原)、自己抗原(英語版)、イディオタイプ抗原(英語版)または同種抗原(英語版)(相同抗原)がある。自己免疫疾患では、抗原が宿主自身の一部(英語版)である場合がある。
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