共和党主流派への批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 15:31 UTC 版)
「スティーブン・バノン」の記事における「共和党主流派への批判」の解説
バノンとトランプは、それまでの共和党主流派とは違う、反エスタブリッシュメントで、反エリートの意識こそがこれからの新しい保守派の有権者を動かすと考える点で2人は一致しているとされる。 2017年11月にバノンは「草の根組織、小市民、トランプ大統領が「忘れられた男」と呼ぶ人々とお偉方との間には常に緊張関係があった」「それがアメリカ上院における草の根組織とミッチ・マコーネル氏の間の戦いに飛び火している」と述べた。「〔アメリカの共和党内の〕分断は非常に大きい。『デプロラブル』を支持層に持つ我々のような集団と、エスタブリッシュメント(既得権層)の支持を受けた集団だ。不幸なことに、私たちが票を、彼らがカネを持っている。ある意味、衝突があるのは自然なことなんだ。」 2017年11月は、バノンが宣戦布告をしたのはミッチ・マコーネルに代表される共和党の主流派に対してであったと述べる。共和党主流派はトランプ大統領を支えてこなかったし、オバマケアを廃止し、新しいものに置き換える取り組みにおいて大失敗を犯し、また、トランプの選挙戦に絡んだロシア疑惑を調査委員会においても失敗していると批判した。 バノンは2018年11月の中間選挙で共和党主流派を追い落とし、企業や富裕層に支配された共和党を経済ナショナリズムと移民抑制に賛同するポピュリズム政党に作り替えようとしているとされる。彼は米フォックスニュースのインタビューでは次のように語った。「あらゆる手段を尽くして連中〔共和党主流派〕を狙う。われわれはトランプが進めようとしたアジェンダを支持しない主流派に宣戦布告をしている」。
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