公家様文書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 22:51 UTC 版)
宣旨(せんじ) 詔書、勅書の手続きを簡略化した勅命文書。中務省に上げる前の段階で公式に発給された文書。 官宣旨(かんせんじ) 弁官が署名して発した勅命文書。宣旨より簡略化。 庁宣(ちょうせん) 平安中期以降、国司の遙任が恒常化する。国司は任地に目代を派遣し任国を支配した。中央政府から発せられる命令は国司に伝えられる。在京の国司が任国に出す文書が庁宣である。 綸旨(りんじ) 弁官や蔵人が天皇の意思を受けて出す文書。内容は勅命だが、形式的には弁官や蔵人が発する文書形式を取る。同じように院の意思を受けて院の近臣が出す文書を院宣(いんぜん)、親王、内親王、女院などの近臣が出す文書を令旨(りょうじ)、三位以上の者の近臣が出す文書を御教書(みぎょうしょ)という。
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