全銀協TIBOR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 18:19 UTC 版)
全銀協TIBORは、1995年11月16日から公表が開始された。無担保コール市場の実勢を反映した日本円TIBORと日本のオフショア市場の実勢を反映したユーロ円TIBORの2種類があり、2015年3月までそれぞれ1週間もの、1か月~12か月ものの13種類が公表されていたが、現在円TIBOR、ユーロ円TIBORともに1週間物、1・3・6・12か月物の5種類が公表されている。日本円TIBORは15金融機関、ユーロ円TIBORは14金融機関の呈示した金利から上位2行と下位2行の値を除いた単純平均により求められる。 リフィニティブ・ジャパン株式会社(かつてのトムソン・ロイター・ジャパン株式会社)での表示ページ名から、日本円TIBORをDTIBOR、ユーロ円TIBORをZTIBORと呼ぶことがある。日本円TIBORは金銭消費貸借契約書上ではリフィニティブ・ジャパンのスクリーンページを指す「Telerate17097ページ」と表現されることが多い。 TIBORの種類日本円TIBOR:無担保コール市場のリファレンスレート ユーロ円TIBOR:オフショア市場のリファレンスレート 公表対象期間(テナー):スポットスタート(T+2)1週間、1・3・6・12か月(2・4・5・7・8・9・10・11か月は廃止) 日数計算日本円TIBOR:365日ベース ユーロ円TIBOR:360日ベース リファレンス・バンク日本円TIBOR:15金融機関 ユーロ円TIBOR:14金融機関 LIBORは2023年6月末を持って全ての通貨が公表停止になるが、ユーロ円TIBORも2024年12月末での廃止を検討している。
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