全般として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 19:53 UTC 版)
「セルフメディケーション」の記事における「全般として」の解説
市民が自身で医療製品(たとえばOTC薬など)を使用してセルフケアを行うことによって、過剰なまでに医療機関を受診してしまうことによる手間と費用を省くことができる。 政府の側からは、セルフメディケーションよって政府予算の重荷となりつづけている保険医療費が抑制される効果も期待されている。2017年(平成29年)1月より、国民のセルフメディケーションの推進を目的とし、医療費控除の特例としてセルフメディケーション税制が開始される。 医師が足りず、いわゆる「3分診療」や、医師の過労状態などに陥ってしまっている医療機関にとっては、セルフメディケーションによって来院する人数が適切なレベルまで減ることで、本当に医療を必要としている人に医師のマンパワーや医療資源をまわすことができる。 健康維持のため、あるいは軽度の不調から回復する助けとするための市販薬やサプリメントや薬草等に関する知識を自力で得る方法としては、図書館等を活用し薬剤師が書いた書籍を読んだり、インターネット上で薬剤師が無料で公開している情報などを読むことができる。それでも分からないことや疑問がある場合は、直接薬剤師や登録販売者に問い合わせて情報を得ることもできる。以前は病院で処方を書いてもらわなければ手に入れられなかった医薬品の中には、処方箋なしで薬局で購入できるようになっている「スイッチOTC」(市販薬)もある。薬剤師に対する相談料は、2016年現在、通常不要である。
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