入間市 - 飯能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:25 UTC 版)
入間市駅を出ると列車は築堤の上を走り、国道16号線と霞川を渡る。一瞬ではあるが、入間市市街地が望め、駅前の高層マンションや各種商業施設(コナミスポーツ、丸広百貨店、i-potなど)が望める。霞川を渡り終えるとすぐ切り立った崖に沿って、急カーブを描きながら走る。そのため進行方向右側の眺めは大変良く、ほんの一瞬だが、車窓の窓一面を空が占める。 崖を下ると黒須貨物駅の跡を通り抜け、国道299号バイパス、圏央道をくぐり、仏子駅に到着する。この区間は進行方向左側に加治丘陵が見えるため緑に溢れている。また、線路が直線的なため、比較的高速で走る。 待避・折り返し用の中線がある仏子駅を出発すると、築堤を走り、右側に大きな団地を眺めつつ、入間川を渡る。この入間川橋梁は池袋線の橋梁の中で最も長い。入間川を渡る際、進行方向左側には使用されていない旧入間川橋梁が錆びた姿を晒している。また、北側の河原ではかつてアケボノゾウの足跡化石が見つかったことがある。 入間川橋梁を渡りきると2009年8月に再有人化されるまで池袋線唯一の無人駅であった元加治駅に到着する。同駅からはかつて入間川に向かう貨物線が伸びていた。駅前は駿河台大学へのスクールバスが発着するのみで、普段は閑散としている。 元加治駅を出ると畑と住宅地の中を走り、やがてJR八高線と交差し、くぐり抜けると上下線が分かれる。変電所が見えてくる辺りで未成線となった短絡線の建設予定地が分かれていく。この辺りでは、緩いカーブを描きながら、高速で走行する。しばらく行くと、東飯能駅方面からの単線の線路が合流し、飯能駅に到着する。
※この「入間市 - 飯能」の解説は、「西武池袋線」の解説の一部です。
「入間市 - 飯能」を含む「西武池袋線」の記事については、「西武池袋線」の概要を参照ください。
- 入間市 - 飯能のページへのリンク