光学変調素子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 14:00 UTC 版)
光学変調素子とは、光に外部からの信号により光の明滅や偏光、波長等の変調を加える素子である。ケルセルや液晶やPLZTのような強誘電体による音響光学素子や、MEMS技術を応用したGxL素子やファラデー効果による偏光の変調がある。 白熱電球やアーク灯等、光源の種類の限られていた時代に、通信や計測等に使用された。近年では半導体レーザー等の光源の出力を直接変えることによって変調するため、光学変調素子の用途は限られている。 ケルセル 有機溶媒を満たした管の内部に電界をかけることにより、透過する光に明滅を与える。 ファラデー素子 ファラデー素子の周囲に巻かれたコイルに電圧をかけることにより、磁場が変化することにより、入ってきた偏光の角度がねじれる。コイルのインダクタンスにより高速の変調には適さない。 音響光学素子 強誘電性の結晶に電圧をかけることにより、結晶の格子定数が変化し,屈折率が変わる。これにより変調をかける。
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